こんばんは。
なかた筋整復院　院長の中田です。

以前アップした「股関節」のブログでは重要性についてでしたが、今回は臨床上よくみられる「変形性股関節症」についてです。

原因は、股関節にある軟骨がすり減り痛みが発生します。次第に関節が変形を起こし関節面が破壊される症状です。

中高年の女性が抱える股関節に関する症状の90%以上が、この変形性股関節症になっています。そしてその原因の約80%が「臼蓋形成不全（きゅうがいけいせいふぜん）」です。

簡単にいいますと、「受け皿が浅い」ということです。

生後4ヶ月になると先天的に脱臼していないか状態を調べることになっています。臼蓋形成不全をそのままにしておくと、20歳くらいまでに痛みや亜脱臼を起こすことがあり、将来を考え手術をすることになると思います。

しかし、症状があまり無いまま過ごしていて、加齢とともに症状（変形）が強くなり、痛みが出てくるケースが多いです。

軟骨がすり減った末期は、痛みは鋭く、関節の可動域も減少し歩行困難となり、足の長さも5㎝以上になる人もいます。ここまで症状が進んだ方の多くは、手術されています。

原因の有無に関わらず症状を感じたら、1度レントゲン検査で確認をしておくことを、私は患者さんにお勧めしています。記録も残すことも出来ますし、いずれ比べることも出来ます。

現在気になっている方は、信頼のおける先生にご相談されるのも良いかと思います。

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