こんばんは。
なかた筋整復院　院長の中田です。

引き続き「大腿筋膜張筋」です。

この筋肉の存在を知っているのといないのでは、トレーニングや知識として後々大きな差を生むと思います。

ではなぜ「大腿筋膜張筋」が重要なのでしょうか？

日本人は欧米人に比べ「O脚」が多いといわれています。
女性はスカートや足を出すファッションが多いので気にされる方も多いでしょう。

痛みの無い場合でも、特に変形性膝関節症になっている方は、股関節から「外側」への力が加わり、股関節から膝関節の安定化を図るために過剰に大腿筋膜張筋が働いています。

結果、膝の痛みと共に痛みを出します。自分の認識では「膝だけが悪いはずなのになんで？」ということも。

しかし、自分はO脚だから大腿筋膜張筋が硬いであろうと思い込み、ただやみくもにほぐしたり緩めたりするのは正解ではありません。

股関節及び膝関節などを守るために過剰に働いているともいえます。なので緊張を取り過ぎてしまうと、変にぐらついたり返って痛みが出てしまうこともあります。

実際、施術をする際は「股関節・膝関節・足関節」のバランスを同時に取りながらおこないます。

その他の例を挙げれば、競技中の過度な動きに対応したり、長距離ランナーの障害で「腸脛靭帯炎」、オスグット病にも関わり、思春期脊椎分離症を発症する9割以上が、腸腰筋や大腿筋膜張筋などが硬くなっています。

もちろんこれで全てではないですが、大腿筋膜張筋の重要性や関わりなどを知っていただければと思います。

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