こんばんは。
なかた筋整復院　院長の中田です。

今回は引き続き「腱板」になります。

患者さんへの問診で「肩（関節）が痛い」や「肩（腕）があがらない」など、聞いた瞬間パッと浮かぶ症状が「腱板損傷」です。

決めつけてはいけないのですが、思い浮かんでしまいます。もちろん状態や発生状況を確認してからですが、そのくらい肩の痛みと言えば「腱板損傷」が上位にあがります。

とにかく腱板は痛みを訴える「年齢層が幅広く」、スポーツの現場、日常生活での転倒・重量物を持ったりと、急激な負荷が原因や、加齢と共に徐々にすり減り切れてしまい、断裂することもあります。年齢によっては「軽微な力」でも発生します。「そうなの！？」と思われると思いますが、「1度切れた腱板は修復されにくい」です。

筋肉挫傷（肉離れ）のように血液の巡りが良い部位ではないので、自然修復が難しいということです。そして部分断裂と完全断裂では予後が違います。

部分断裂も度合いにもよりますが、整形外科では完全断裂ならば「手術」の話があがると思います。
これはあくまでも一般的な判断になりますが、「腱板損傷」は運動痛はみられるが、腕は挙がることもあります。（肩関節90°でキープが辛い・出来ない）

あと、肩といえば「四十肩・五十肩」も思い浮かびます。若干違うところは、痛みや拘縮（関節が硬くなる）がみられます。

再度繰り返しますが、あくまでも一般的な判断の仕方になりますので、くれぐれも「安易な自己判断」は避け、信頼ある先生にご相談ください。

最後に、以前もお話しましたが「肩関節」というのは周辺の軟部組織（筋肉など）に安定性を依存しています。

どの筋肉、どの骨（関節）も大切ですが、特に肩関節は可動域の広い関節です。先々歳を重ねても、しっかりと手を挙げたり、回したり、不自由なく動かしたいものですね。

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