こんばんは。
なかた筋整復院　院長の中田です。

今回は引き続き「顎関節」です。

毎日何気なく食事をしていますが、物を噛む力（咬合力）はどのくらいかご存じですか？
男性が60㎏・女性が40㎏程で、だいたい体重くらいになります。
噛み合わせも重要で、奥歯が1本抜けるだけで、咬合力は半減してしまうそうです。

驚きなのが「夜間の歯ぎしり」に関しては、日常的な咬合力の4〜6倍の負担が顎骨にかかり、その負担は500〜1000㎏の荷重になり、歯1本単位では250㎏の荷重だそうです。

この数字を見ていただければ、いかに顎関節に強い力がかかっているかが分かり、関節を痛めるとかなりのストレスを受けることになります。

顎に不調を訴え最初に思い浮かぶのが顎関節症です。

顎関節症とは、「口を開けにくい、開けると痛い、開閉の際音がする等」
多かれ少なかれ2人に1人はこのような経験をするといわれています。

調べてみると、治療が必要なくらい、強い痛みや機能障害が出た人は全体の中の数％だそうで、10代後半から20・30代をピークに減少していくようです。

以前から噛み合わせの悪さが1番の原因としてあげられてきましたが、今は、いくつかの要因が重なることで発症するといわれています。

例として挙げられているものが多いので割愛しますが、総合的にみると「解剖的・精神的」「日常生活」「スポーツ」「外傷（ケガ）」です。

症状は顎のみならず、身体（心・筋肉）にも偏りが生じ、頭痛や肩こり等の症状が現れることもあります。
（自分では関連があると気づかないことも）

実際、当院でも顎関節が気になり来院された患者さんも、原因がはっきりしている人はあまりいません。

こういった事を踏まえ、原因である顎を治せば、その他の関連ある症状がすべて消えると思いますが、そういうことでは無いところが体の難しいところです。

症状が軽いうちに早めの対処をおすすめします。

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